前回、鶏の餌として使う玄米をどうやって保管するか考えた結果、専用の保管小屋を作ることにしました。
年間で保管する玄米は約700kg。30kg袋なら約24袋です。
せっかく小屋を作るなら、今回は設計からAIを使ってみることにしました。
これまでも鶏小屋や物置をDIYしてきましたが、小屋を作る前には寸法を考えたり、必要な材料を調べたり、簡単な図面を作ったりと、意外と時間がかかります。
そこで今回は、ChatGPTやClaudeに相談しながら玄米保管小屋を設計してみました。
実際にやってみると、AIのおかげでDIYのハードルはかなり下がったように感じます。
ただし、全部をAI任せにできるわけではありませんでした。
まずは設置場所と条件をAIに伝える
作る場所は、以前DIYした物置小屋の隣です。
玄米保管小屋だけが全く違う雰囲気になるのも嫌だったので、できるだけ既存の小屋に近い雰囲気にしたいと考えていました。
玄米は樹脂パレットの上に載せて保管する予定です。
最初に考えていた主な条件は、
- 約700kgの玄米を保管する
- 30kg袋で約24袋
- パレット1枚分を基本にする
- 雨を防ぐ
- ネズミやカラスが入れないようにする
- 夏に熱や湿気がこもりすぎないようにする
- 既存の小屋の隣に建てる
といったものでした。
こうした条件や設置場所の写真をAIに伝えながら、少しずつ形を決めていきました。

木造にするか、単管パイプにするか
最初から構造が決まっていたわけではありません。
これまでDIYで小屋を作った経験があるので、木材を使った小屋も候補でした。
一方で、単管パイプを使った鶏小屋を作った経験もあります。
今回はできるだけ建築に時間をかけたくありません。
木の柱を立てていくよりも、単管パイプを地面に打ち込んで骨組みにした方が手軽そうだったので、最終的には単管パイプをメインにすることにしました。
ここでもAIと相談しながら、
「この構造なら単管でもいける?」
「柱はどこに立てる?」
「屋根はどうやって載せる?」
といったことを一つずつ決めていきました。
ChatGPTとClaudeの両方に相談してみた
設計を始めたころは、ChatGPTだけでなくClaudeにも相談していました。
当時はClaudeもよく使っていたので、同じような条件を渡したら回答にどんな違いが出るのか気になったからです。
途中まで決めた内容をまとめてClaudeに渡し、続きを考えてもらうこともありました。
使ってみて特に違いを感じたのが、図の作り方です。
Claudeでは図形を組み合わせたような模式図が中心でした。
一方、ChatGPTでは小屋の完成イメージが分かりやすい図にしてもらうことができました。


ただ、見やすい図がそのまま正確な図面というわけではありません。
東西南北がおかしかったり、指定した寸法と微妙に違っていたりすることもあり、そのたびに修正をお願いしました。
最初はChatGPTとClaudeを行き来していましたが、最終的にはChatGPTを中心に設計を進めました。
細かな変更をやり取りしやすかったことと、内容を図に起こして確認しやすかったことが大きかったです。
一番便利だったのは寸法の計算
AIを使って設計してみて、一番楽になったと感じたのは寸法の計算です。
これまで小屋をDIYするときは、CADで簡単な図を作ったり、紙に書いたりしながら寸法を決めていました。
さらに、
「垂木の間隔はどれくらいにすればいい?」
「軒はどこまで出して大丈夫?」
といった疑問が出るたびに、ネットでいくつものサイトを調べていました。
今回は、その場でAIに聞くことができます。
特に助かったのが、屋根下地に使う横桟の間隔を決めるときでした。
全体の寸法や本数を伝えて、どの位置に取り付ければいいのかを計算してもらう。
自分で一から計算するよりかなり楽です。
設計そのものだけでなく、「調べる時間」が大きく減ったのはAIを使ってよかったところでした。
図面もAIに作ってもらえる
もう一つ便利だったのが図面です。
文章だけで、
「東側を高くして、西側に向かって屋根を下げる」
などと相談していると、自分のイメージとAIの理解が合っているのか分からなくなることがあります。
そこで図にしてもらうと、
「壁の位置が違う」
「柱は壁の内側」
「こっちが西側」
など、間違っているところを見つけやすくなりました。
一度で完成する図面を作ってもらうというより、
AIに図を作ってもらう → 自分で確認する → 違うところを伝える →
修正してもらう
という使い方がよかったです。
最終的に決めた玄米保管小屋の仕様
AIとやり取りしながら、最終的には次のような構成にしました。
- 骨組み:単管パイプ
- 骨組みの基準寸法:約1,800mm × 1,600mm(単管パイプ中心間)
- 屋根:片流れ
- 屋根材:モスグリーンのオンデュリン
- 屋根下地:垂木+横桟
- 腰壁:杉の野地板に防腐塗料を塗って施工
- 腰壁より上:金網
玄米を冷蔵するための小屋ではなく、雨や直射日光を避けながら、湿気をためにくくすることを重視しています。

ただし、ここに書いた寸法はあくまで設計時の基準です。
実際に作り始めると少しずつズレも出てきたので、施工では現場合わせもかなり必要になりました。
そのあたりは施工編で書こうと思います。
AIは最初に決めたことを全部覚えているわけではない
AIを使っていて便利だった一方、今回かなり気をつけた方がいいと思ったこともあります。
それは、長いやり取りの中で、最初に決めた条件がずっとそのまま維持されるとは限らないことです。
今回、最初の設計では屋根の横桟は6本で足りるという話になっていました。
そのつもりで材料も準備していました。
ところが、やり取りを続けているうちに設計が少し変わっており、施工する段階で確認すると実際には7本必要になっていました。
つまり1本足りません。
AIとの会話の中では自然に話が進んでいるので、自分でも変更に気づいていませんでした。
これは今回の反省点です。
設計がある程度固まったら、一度その時点での寸法や材料を一覧にしておいた方がよさそうです。
特に材料を購入する前は、最初の設計と現在の設計に違いがないか確認した方がいいと思います。
材料が本当に売っているかは自分で確認
AIに、
「このサイズの木材が必要」
「このくらいの本数が必要」
といったところまで考えてもらうことはできます。
ただ、実際に近くのホームセンターでその材料が買えるかどうかは別の話です。
今回はホームセンターのオンラインショップも確認しながら、必要な長さや規格の材料が実際に手に入るかを自分で確認しました。
寸法についても同じです。
AIに計算してもらえばかなり楽になりますが、実際の設置場所を測ることや、計算結果を確認することまでは任せっきりにはできません。
AIを使うとDIYのハードルはかなり下がる
今回AIを使って小屋を設計してみて、一番感じたのは、
DIYを始めるまでのハードルがかなり下がる
ということでした。
これまでは、
図面を書く。
寸法を計算する。
分からないことをネットで調べる。
必要な材料を調べる。
材料の本数を計算する。
こうした作業を一つずつ自分でやっていました。
もちろん今回も最終確認は自分でする必要があります。
それでも、
「これってどうすればいい?」
と思ったとき、その場でAIに相談できるだけでもかなり違いました。
特に、自分のようにプロではないけれどDIYで小屋を作ってみたい人にとって、AIはかなり便利な相談相手になると思います。
ただし、AIが出した寸法や図面をそのまま信じて作るのは危険です。
実測する。
寸法を確認する。
おかしいと思ったらもう一度聞く。
必要なら別のAIにも聞いてみる。
このあたりは必要だと感じました。
設計はこれでひとまず完成。
次はいよいよ、この設計をもとに実際に玄米保管小屋を作っていきます。
果たしてAIと一緒に考えた設計どおりに作れるのか。
次回は施工編です。

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